60歳からの前向き人生のすすめ

今夜の名言

人の名前が思い出せなくなるのも、白髪が増えるのも、目が疲れやすくなるのも、成長といえば成長。人間のあるべき姿として正しく成長している、と僕は前向きに考えています。

『やめる!生き方』(弘兼憲史/漫画家)

おぼろ月

最近、白髪が増えてきた? シミが多くなった? 年齢を重ねるごとに疲れやすくなって、前向きなエネルギーも減少気味……

この本のサブタイトルに「60歳からの前向き人生のすすめ」とあるけれど、わたしはまだ40代後半。なのに、元気がないぞ。

わたしの職場は50~70代の女性が多いので、自分の体力のなさをヒシヒシと感じる。「みなさん、どうしてそんなに元気なの?」と訊くと、「あなた若いのに、がんばりなさいよ~」との言葉が返ってくる。

60代になると子育てが終わり、経済的にも時間的にも自由になる人が多い。先輩方は友達とのランチや旅行を楽しんでいる元気マダムがほとんど。

しかしながら、40代の子持ち女性といえば、思春期の子供のケアや教育費がかかる苦しい時期でもある。自由な時間もお金もない(←わたしの場合ですよ・苦笑)。

その上、年齢に対しての抵抗がまだまだ大きい。「老いを受け入れる」という心境になれず、アンチエイジングに力を注ぐことに。(更年期という悩みもあるしね~)

この本は、わたしが読むには早すぎたのか? いや、でもそう遠くない未来の話。老いを愛していくために、わたしが心に響いた言葉を残しておこう。興味のある方はぜひ、手に取ってみてくださいね。

「どう死ぬか」とは「どう生きるか」

僕にとっての理想の死は、漫画を描きながら、ペンを持ったまま机に突っ伏して死ぬことです。漫画家として、これ以上ない最高の死に方だと思っています。
この本の著者は、『課長 島耕作』『黄昏流星群』などの作品で有名な漫画家・弘兼憲氏さん

老いと同じく、死もまたみんなに平等に訪れるもの。逆らえないことなら受け入れてしまおう、と著者は語っています。

わたしは子供たちに「お母さん、いつどんな死に方をしても『幸せだった』と思ってね」と伝えたことがあります。

もしかしたら事故や事件に巻き込まれて命を落とすことがあるかもしれない。でも、家族と過ごした時間はハッピーだったから、『お母さん、かわいそう』なんて思わないで欲しいのです。

映画やドラマでよくあるような、親を殺された後の復讐劇なんてものは、自分の子供たちには絶対やってほしくない。だから『お母さんは幸せだよ』と伝えています。

おぼろ月

小さな幸せに気づきながら。いつ命が尽きても『幸せだった』と思えるように、一瞬を大切にしていきたいな。

楽しみの後回しはやめよう

体力が必要なことは、それができる時間とお金が作れるのだったら、躊躇せずに早くやったほうがいい。僕の経験から言うと、65歳くらいまでの5年間が安心して楽しめる時期だと思います。
新型コロナが猛威をふるう時代、世界で多くの命が奪われたように、自分の未来がどうなるかは明日のことでもわからない。

だから、やりたいことを先回しにしないで、早くから手をつける方がいいですね。この本は「60歳からの……」とありますが、わたしの年齢でも同じように感じます。

わたしは旦那さんに「老後はたくさん旅行しようね」なんて言いますが、できることなら「今」計画を立てられるといいです。情勢的、経済的な理由で家族旅行はもう何年もガマンしていますが、今しかできない経験もあります。

おぼろ月

あの時、〇〇していれば良かった、なんて後悔しないように。楽しみを後回しにするのはやめよう!

「いい人」とは他人基準

60歳からの人生では、誰かの願望を満たすための「いい人」であろうとするのはやめて、自分の幸せのために生きたいですね。
最近では「いい人をやめる」「嫌われる勇気」といった心理学の本も書店に並ぶように、「いい人」を演じることがストレスになると言われます。

年代的に「いい人」と聞くと、浜崎あゆみの「Boys&Girls」の歌詞をいつも思い出します・笑。♪~~「イイヒト」っていわれたって 「ドウデモイイヒト」みたい~~♪
この歌詞にあるように、「いい人」とは都合のいい人で、必ずしも「好きな人」「特別な人」という意味で使われないしかも自分の願望を叶えてくれれば「いい人」なのだから、他人の価値観に左右されるものでもあります。

おぼろ月

わたしも「いい人」を演じてしまうタイプなので、自分の感情を基準にして行動できるようになりたいな

燃えるような恋がしたい

わたしは『課長 島耕作』を読んだことがないのですが、何故か『黄昏流星群』が1冊だけ本棚に置いてあったので読んだことがあります。(島耕作シリーズを読んで育ったという旦那さんが懐かしくて買ったという)

ドラマ化もされたので、どのような漫画かご存じの方もおられると思います。内容的には、40代以降の中高年の恋愛や人生を描いた短編集です。

50を前にした著者の友人が「燃えるような恋がしたい。実際には無理だけどね」と語り、その言葉がきっかけで漫画が生まれたのだとか。

この『やめる!生き方』の中に、漫画『黄昏流星群』からピックアップされた物語の概要とこぼれ話が掲載されています。文章を読んでいるだけで、胸がドキドキ・ハラハラするような恋愛物語。著者の人生哲学もちりばめられているので、興味のある方は読んでみてください。

おぼろ月

わたしの場合、本気の恋愛しちゃったら大問題になりますが、何かに夢中になる純粋な気持ち、燃えるような想いは持ち続けていたいです

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

◆参考文献
『やめる!生き方』(弘兼憲史/漫画家)

◆著者について
1947年、山口県生まれ。早稲田大学法学部卒業。松下電器産業(現パナソニック)に勤務後、74年に『風薫る』で漫画家デビュー。『島耕作』シリーズや『ハロー張りネズミ』『加治隆介の議』など数々の話題作を世に出す。『人間交差点』で小学館漫画賞(84年)、『課長 島耕作』で講談社漫画賞(91年)、講談社漫画賞特別賞(2019年)、『黄昏流星群』で文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(00年)、日本漫画家協会賞大賞(03年)を受賞。07年には紫綬褒章を受章。人生や生き方に関するエッセイも多く手がけ、『弘兼流 60歳からの手ぶら人生』(海竜社)、『弘兼流 60歳からの楽々男メシ』(マガジンハウス)、『一人暮らしパラダイス』(大和書房)などの著書がある。(本書より引用)




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