ピンピン生きて、ひらりと死のう

今夜の名言

「〇〇にもかかわらず」という生き方は、自然の徳を超えた、超自然の徳と言える。状況を跳ね返す力を持ち、意志の力を感じさせる生き方を示している。

『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』(鎌田實/医師・作家)より

新型コロナ時代、暗いニュースが流れる中で、経済的な不安だけでなく精神的にも希望や喜びを持ちにくい世の中になっています。

おぼろ月

わたし自身もまた、家計を支えるため働かなければならないのに「腰椎椎間板ヘルニア」を発症してしまい、これからどうしようかと悩みの渦中にいます

この本の著者は、苦しい状況でも「にもかかわらず」希望を持つという考えが、中高年の生き方を支えてくれるといいます。

「病気にもかかわらず」「お金の悩みがあるにもかかわらず」「高齢にもかかわらず」、好奇心を持ち続けて、笑う・楽しむという前向きな生き方。

本書の中で、わたしのココロに響いたエピソードを紹介します。

感動のエピソード、クスッと笑える話、「人間っておもしろい」と思える一冊になっているので、興味を持った方は読んでみてくださいね。

オーバー60歳は女性が一人で輝くための時間

60歳からの輝く人生を応援する団体が発表する「プラチナエイジスト」という賞があります。著者は企業家・社会貢献部門でこの賞に選ばれました。

一般部門で受賞したのはDJのSUMIROCKさん。驚くことに、彼女は83歳と113日で、世界最高齢のプロDJとして、ギネスに認定されています。

さらにビックリしたのは、彼女がDJの学校に行ったのは77歳の時!? 現在85歳になった彼女は、夜中の1時から歌舞伎町のクラブでDJをしているそうです。

 

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彼女(本名・岩室純子さん)は、ご主人が亡くなられた後(彼女が60歳の頃)から車の免許を取ったり、外国を旅したり、アクティブな生活をしています。

いくつになっても自由に人生を楽しんでいる様子が素敵。一生に一度だけの人生、何歳からでもやりたいことができる!

おぼろ月

わたしはオーバー40歳で「もう少し若ければ〇〇したのに……」と諦めることも多い。でも彼女の活躍、新しいことを始めた年齢を聞くと、今からでも遅くないと思えます~

認知症であることをオープンに

51歳の時に若年性アルツハイマー型認知症と診断された、山田真由美さんのお話も心に響きました。

彼女は認知症と診断された後、自分では何もできないと思い込んで家に閉じこもっていたそうです。でも、久しぶりに一人で買い物に行った経験で、すべてが変わったといいます。

買い物中に、何が何だかわからなくなって困っていた彼女。店員さんに声をかけられた時、自分が認知症であることを伝えました。店員さんは、彼女が必要なものを揃えて、快く手助けしてくれたそうです。

その経験から、彼女は周りの人に自分が認知症であることを伝えて力を借りられるようになりました。その後は、娘さんに支えてもらったり、ある異性との恋を楽しんだり! 講演会に呼ばれるようになったことも、彼女の生きがいになっています。

自分が生きる意味、存在の理由が見えてきた人はイキイキと輝いてみえます。

上手に誰かの力を借りることも大切ですね。助けられた自分も嬉しいし、手を差し伸べた方も「役に立てる」幸せを感じられます。

おぼろ月

わたしも、病気を理由に諦めるのではなく「にもかかわらず」人生を楽しみ、誰かを喜ばせる存在になりたいです

残酷な老後にしないために貯金より貯筋

この本の中で著者は『60歳以降の人生を決めるのは、筋肉だ』とスクワットを習慣にするよう提案しています。

体の中でもっとも筋肉量の多い太もも。若返り物質といわれる「マイオカイン」を効率よく分泌させるには、太ももの運動が一番だと提唱しています。

87歳になった今も元気にテレビで大活躍している黒柳徹子さんも、毎日50回のスクワットをしているのだとか!

鎌田式のスクワットは…

肩幅よりも両足を10センチほど外へ広げ、逆ハの字にして立つ。手を組んで、そのままお尻を下げていく。太ももと床が平行になるまで、できるだけゆっくりと下げる。呼吸は止めないこと。そしてゆっくりと立ち上がる。1セット10回を1日に3セット

コロナ時代、自粛やリモートワークの影響で筋力が落ちてしまいがちなので、スクワットをぜひ生活習慣に取り入れたいですね。

この本では、さらに太ももの筋力を鍛える「スーパースクワット」、脳梗塞や骨粗しょう症の予防になる「かかと落とし」のやり方も紹介されています。

わたし自身、椎間板ヘルニアになって、座っているのも立っているのも辛い状態でした。だから仕事が終わってから、休日は一日中、横になって過ごす日がありました。

このまま筋力が衰えて、元気に仕事やスポーツを楽しめないのでは、と不安に思うことも……。

おぼろ月

本書で紹介されているスクワットとかかと落とし、無理のない範囲で始めました!! 貯金より貯筋、健康な体はいくらお金があっても手に入りません。

ピンピン生きて、ひらりと死のう

新型コロナウイルスにより、今もなお、世界中でたくさんの死者が出ています。女優の岡江久美子さん、お笑いタレントの志村けんさんの急逝が報道され、「突然の死」が他人事ではないと感じられました。

大切な人の最期に会えない、「ありがとう」も伝えられないなんて、これまで想像もできないことでした。

人は必ず死にます。自分が生きている時間、家族や大切な人がそばにいる奇跡を感じながら、今このときを楽しんで生きたいです。

ちなみに著者が目指している「PPH=ピンピンひらり」という人生、以前に流行った「ピンピンコロリ」ではゴキブリコロリみたいで嫌だということから新たに作った言葉だそうです。

『最後の最後までピンピンと生きて、ひらりとあの世に行けたらいいな』という想いが込められています。

おぼろ月

わたしも、鎌田式スクワットを毎日の習慣に取り入れて、ピンピンした老後を楽しみたいです!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

◆参考文献
『鎌田式「にもかかわらず」という生き方』(鎌田實・かまたみのる)
鎌田實オフィシャルウェブサイト(http://www.kamataminoru.com/)
DJ SUMIROCK インスタグラム(https://www.instagram.com/dj.sumirock/)

◆著者について
東京医科歯科大学医学部卒業後、諏訪中央病院へ赴任。30代で院長となり、潰れかけた病院を再生させた。「地域包括ケア」の先駆けを作り、長野県を長寿で医療費の安い地域へと導いた。現在、諏訪中央病院名誉院長、地域包括ケア研究所所長。一方、チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ100回を超える医師団を派遣し、約14億円の医薬品を支援(JCF)。2004年からはイラクの4つの小児病院へ4億円を超える医療支援を実施、難民キャンプでの診察を続けている(JIM-NET)。東日本大震災以降、全国の被災地支援にも力を注いでいる。ベストセラー『がんばらない』『鎌田式「スクワット」と「かかと落とし」』ほか、著書多数。(本書より引用)




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